さすべえと七味の謎~聖天坂 春日で味わう昭和の食堂
聖天坂駅からほど近い食堂「聖天坂 春日」は、そばとうどんの食堂。
その歴史は昭和2年までさかのぼります。(店名の春日は、店主の姓から名付けたそうな)
聖天坂駅に降り立ち、まさか、あのシーンが再現されるとは。
かつてはホンダ・S500で参戦した星野一義選手が強豪車を「インから刺して」優勝。
その名勝負は日本のモータースポーツ史でも伝説となり、後世に語り継がれていましたが
この聖天坂の踏切でも...
「さすべえの遮光装備」車が見事に線路脇から刺していたのです。
さて、その踏切を東へ進み住宅街を抜けると...
見えました。
こちらの「聖天坂 春日」は女優の京唄子さん※1が愛したお店としても知られており、関西ではお馴染みの「まほれす」※2でも紹介。(店内でシールを見かけた)
※1.渡る世間は鬼ばかりで、岡倉家の五女・長子の姑である本間(神林)常子役としても有名...昭和世代しか知らんか?
※2.MBSのご長寿番組「魔法のレストラン」略語。周囲ではそう呼んでる。
内装や調理器具は昭和を感じさせてくれて、まるで映画のセットのよう。
現役?「オカモチ」もあります。年代物のテーブルも清潔で光沢が出るほどピカピカ。
見上げると、かつての「てんやもん」を彷彿させるメニュー札。
昭和生まれの私には、どれも魅力的です。そして掛け軸には...
「隋虎作主」という四字熟語。
隋は、随処(随所)の略で、どこでもという意味。
虎は、自分の力で生きる強い動物の例え。
作主は、自分で主となるという意味になります。
この言葉は臨済宗の始祖・臨済義玄の言葉「随処に主と作れば立つ処皆真なり」に由来し、
どの道を生きようとも常に自分の本心を忘れず主体的に生きるならば、それよって立つ所はすべて真実の道に通じる
という意味だそうです。
メニュー見ただけなのに、メッチャ沼
さて、注文。
「木の葉丼」にしようか...でも、卵の高騰で食堂の存続も気になる。
掛け軸の言葉も気にかけつつ...
私は上品なので「ケツネドン」とか、言いません。
「キツネ丼」を注文。
ハヨ注文せーよ?
御出汁とネギの香りがマリアージュ。香りと見た目で「旨さ」が伝わります。
「あー、日本人に生まれて良かった。」
たいそうな...
お吸い物には、とろろ昆布が。
生前、祖父がよく飲んでいました。胃がんを患い、胃を全摘したため固形物を食べることができませんでした。
今、そんな話いらんやろ?
「たくあん」には、すりおろした生姜がトッピング。
丼ぶりの底には「聖天坂 春日」のロゴ。
そして、テーブル脇にある謎のケースを開けると
致死量に満たない「七味の袋」が...こんなところにあったのか(悔)
御馳走様でした。
とても美味しかったです!
再来確定!
〒557-0013 大阪府大阪市西成区天神ノ森1丁目9−12
定休日: 毎月3日.13日.23日
06-6661-5962
その歴史は昭和2年までさかのぼります。(店名の春日は、店主の姓から名付けたそうな)
さすべえの女
聖天坂駅に降り立ち、まさか、あのシーンが再現されるとは。
かつてはホンダ・S500で参戦した星野一義選手が強豪車を「インから刺して」優勝。
その名勝負は日本のモータースポーツ史でも伝説となり、後世に語り継がれていましたが
この聖天坂の踏切でも...
「さすべえの遮光装備」車が見事に線路脇から刺していたのです。
さて、その踏切を東へ進み住宅街を抜けると...
見えました。
昭和の香りと常子の足跡
こちらの「聖天坂 春日」は女優の京唄子さん※1が愛したお店としても知られており、関西ではお馴染みの「まほれす」※2でも紹介。(店内でシールを見かけた)
※1.渡る世間は鬼ばかりで、岡倉家の五女・長子の姑である本間(神林)常子役としても有名...昭和世代しか知らんか?
※2.MBSのご長寿番組「魔法のレストラン」略語。周囲ではそう呼んでる。
内装や調理器具は昭和を感じさせてくれて、まるで映画のセットのよう。
現役?「オカモチ」もあります。年代物のテーブルも清潔で光沢が出るほどピカピカ。
卵の高騰に負けない生き方を学ぶ
見上げると、かつての「てんやもん」を彷彿させるメニュー札。
昭和生まれの私には、どれも魅力的です。そして掛け軸には...
「隋虎作主」という四字熟語。
隋は、随処(随所)の略で、どこでもという意味。
虎は、自分の力で生きる強い動物の例え。
作主は、自分で主となるという意味になります。
この言葉は臨済宗の始祖・臨済義玄の言葉「随処に主と作れば立つ処皆真なり」に由来し、
どの道を生きようとも常に自分の本心を忘れず主体的に生きるならば、それよって立つ所はすべて真実の道に通じる
という意味だそうです。
メニュー見ただけなのに、メッチャ沼
さて、注文。
「木の葉丼」にしようか...でも、卵の高騰で食堂の存続も気になる。
掛け軸の言葉も気にかけつつ...
私は上品なので「ケツネドン」とか、言いません。
「キツネ丼」を注文。
ハヨ注文せーよ?
隠ぺいされたアノ袋
御出汁とネギの香りがマリアージュ。香りと見た目で「旨さ」が伝わります。
「あー、日本人に生まれて良かった。」
たいそうな...
お吸い物には、とろろ昆布が。
生前、祖父がよく飲んでいました。胃がんを患い、胃を全摘したため固形物を食べることができませんでした。
今、そんな話いらんやろ?
「たくあん」には、すりおろした生姜がトッピング。
丼ぶりの底には「聖天坂 春日」のロゴ。
そして、テーブル脇にある謎のケースを開けると
致死量に満たない「七味の袋」が...こんなところにあったのか(悔)
御馳走様でした。
とても美味しかったです!
再来確定!
聖天坂 春日
〒557-0013 大阪府大阪市西成区天神ノ森1丁目9−12
定休日: 毎月3日.13日.23日
06-6661-5962